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┃【楼蘭通信】創刊2号 2002/ 3/28 発行
┃ 〜中国茶専門店「楼蘭」から中国茶や中国文化に関する情報をお届けします〜
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───▼ 目 次 ─────────────────────────────
【1】メルマガ読者限定!「減肥烏龍」無料モニター募集
【2】中国茶雑学コラム 〜世界中のお茶のルーツはすべて中国にあった(後編)〜
【3】「楼蘭」TV出演のお知らせ
【編集後記】
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【1】メルマガ読者限定!「減肥烏龍」無料モニター募集
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◆「減肥烏龍」無料モニター募集!
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「楼蘭」では、“味わうお茶”だけでなく、“健康茶”も多く扱っています。
その当店の健康茶の中でも、人気の高い「減肥烏龍(ジェンフェイウーロン/
げんぴうーろん)」の無料モニターを募集します!
┌ 「減肥烏龍」の特徴 ───────────────────
│
│・効能 利尿作用・便通促進。
│ 肝臓の脂肪代謝を促進し、腸の脂肪吸収を抑制。
│
│・過食や栄養の取り過ぎによる肥満予防に。便秘症に。高脂血症の
│ の方にもお勧めします。
│
│・価格: 1パック(100g入り) 800円
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▼モニター募集要領
・モニター当選者には、「減肥烏龍」を無料で進呈いたします。
・受け渡し方法は、以下のいずれかになります。
(1)店頭渡し(札幌の店に取りに来ていただく)
(2)郵送(ご指定の住所に郵送)
・モニター当選者には、「減肥烏龍」を飲んでいただき、Eメールにて簡単な
アンケートに計2回、お答えいただきます。
(「減肥烏龍」は、必ずしも減量効果をお約束する商品ではありませんので
体重経過などをご報告いただく必要はありません。)
▼モニター募集人員
・計10名(「店頭渡し」7名、「郵送」3名)
▼応募方法
以下のページから応募ください。
<http://www.rouran.net/??????????>
※上記の応募ページは当メルマガのこの場でしか公表されていません。
(つまり、当メルマガ読者だけの限定募集です!)
▼応募〆切
3月31日(日) 24:00
▼当選発表
4月1日(月)以降、応募者全員にEメールでご連絡します。
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【2】中国茶雑学コラム 〜世界中のお茶のルーツはすべて中国にあった(後編)〜
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創刊号に引き続き、「世界中のお茶のルーツはすべて中国にあった」の後編です。
どうも、前回は「字が詰まっていて読みづらい」という声もあったので(一生懸命
読んでくれた方ありがとう!)、今回はなるべく軽く、分かりやすく書きます。
まずは、前回のおさらいから♪
┌─ 前回のおさらい ─────────────────────────┐
│
│ ◆ヨーロッパの「紅茶」も「日本茶」も「中国茶」も、原料の植物は同じ。
│ 製法の違いで、さまざまな種類のお茶ができる。
│
│ ◆茶の原料となる植物“カメリア・シネンシス”は、4千年以上前に中国で
│ 発見された。
│ → 中国でのお茶の歴史は、4000年以上。
│
│ ◆中国から日本へのお茶の伝来は、一説には、奈良時代。
│ → 日本茶の歴史は1300年くらい。
│
│ ◆中国からヨーロッパへのお茶の伝来は、16〜17世紀ごろ。
│ → 紅茶の歴史は300年〜400年ほど。
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……さて、前回のおさらいが終ったところで、今回は、最近話題となっている中国
緑茶の話から始めましょう。
■ 「日本の緑茶」と「中国の緑茶」が違うものになった理由 ■
最近、大手飲料メーカーのCMで、「中国で主に飲まれているのは、烏龍茶ではな
く、緑茶である」ということが多くの人に知られるようになってきました。
それでは、日本の緑茶と中国の緑茶の違いはご存じでしょうか?
これも、サイトの「中国茶Q&A」<http://www.rouran.net/faq.html>を読んで
くれた方は、お分かりですね。
茶葉の製法の違い、もっと詳しく言えば、酸化発酵の止め方に違いがあるのです。
茶葉は、摘み取った後、放っておくと、どんどん酸化発酵して色が紅色に変化して
いくのですが、日本茶は「蒸す」ことで、中国茶の場合は、茶葉を「炒る」ことで
酸化発酵を止めます。(この製法の違いにより、日本茶と違って、中国茶は、どんな
茶葉でも、少なくとも3〜4煎は、飲むことができます。)
さて、前回の話によると、もともとは、日本のお茶も中国からに伝わったはず。
では、なぜ、日本と中国で、お茶の製法が違ってしまったのでしょうか?
実は、これには歴史上の理由があるのです。
日本の奈良時代(中国の唐の時代)に、中国の茶葉が日本に伝えられたと言われて
いますが、その頃の中国のお茶は、「蒸して」作られていたのです。日本では、その
ころのお茶がそのまま受け継がれてきたと考えられるのです。
その後、日本では、室町時代には抹茶が飲まれるようになるのですが、これも
中国のお茶と、歴史上のつながりがあると言われています。
日本の室町時代の少し前、中国の宋の時代(10〜13世紀ごろ)には、中国では、
粉末にした茶葉(抹茶)が飲まれるようになっていたからです。それが日本独自に
洗練されていき、やがて「茶の湯の文化」にまでいたるのでした
日本のお茶も、中国のお茶をルーツとしている、ということがお分かりいただけ
たでしょうか?
■ 「茶(チャ)」が「tea(ティー)」になった理由 ■
最後に、「世界中のお茶のルーツはすべて中国」という証拠をあげます。
世界中で、お茶は何と呼ばれているか? 中国語では、お茶のことを示すのに
日本と同じ「茶」の字を使います。発音は、「チャー」(どちらかといえば
「ツァー」に近い発音)。
イギリスでは、もちろん英語の「tea」(ティー)ですね。
調べてみると、オランダでは「thee」(テー)、フランスでは「the」(テ)、ドイツ
では「tee」(テー)、スペイン・イタリアでは「te」(テ)など、西ヨーロッパの多く
で、お茶を表す言葉が同じような発音であることに気がつきます。
では、アジアでは、どうでしょう? 日本では「ちゃ」。韓国でも「チャ」。また
ロシアでは「chai」(チャイ)、イランでは「chay」(チャイ)、トルコでは「cay」
(チャイ)など、これまた、同じような発音であることに気づくでしょう。
これら以外の国でも、ほとんどの国でお茶を表す言葉は、「テ」系、と「チャ」系
に分かれるそうです。
実は、「テ」も「チャ」も、両方とも中国語が語源となっています。「テ」は、
中国・福建省方言の「テ」、「チャ」は、広東語の「チャー」に由来しています。
つまり、「テ」系の国は、お茶が中国・福建省から伝わった国。そして、「チャ」
系の国は、中国・広東から伝わった国と考えられるのです。
◆付記:当記事の後半部分は、『紅茶の世界』(荒木安正、柴田書店、1994)
を参考にさせていただきました。
(〜世界中のお茶のルーツはすべて中国にあった〜 おわり)
▼次号の【中国茶雑学コラム】では、「中国茶と健康 〜中国茶で痩せるって本当
なの?〜」をお送りします(あくまでも予定!?)。
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【3】「楼蘭」TV出演のお知らせ
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以下のテレビ番組で、「楼蘭」が取り上げていただけることになりました。
◆3月29日(金) 朝9:55〜11:20放映
北海道文化放送(UHB)「のりゆきのトークDE北海道」
◆3月30日(土) 午後6:30〜7:00
テレビ北海道(TVh)「旅コミ北海道」
29日「トークDE北海道」では、当店・志田由希子店長が生出演します!
北海道地区にお住まいの方でお時間があれば、ぜひご覧くださいませ♪
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【編集後記】
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楼蘭サイトをご覧になった全国の方々から、メールでさまざまなお問い合わせを
いただきます。一番多いのは、「〇〇茶という名前のお茶を探しているんですが、
ありますか?」という質問です。
これこそ“お茶屋冥利”に尽きる問い合わせなので、私たちは、喜んでお答えする
のですが、中には私たちが聞いたこともないようなお茶の名前の問い合わせをいただ
くこともあります。
私たちはお茶のプロなので、本来ならば、「聞いたこともないお茶の名前」なんて
あってはならないはず。すべての銘柄のお茶の名前くらい把握していないといけない
はずです。
では、なぜ「聞いたこともないお茶の名前」があるのか、というと、お茶の名称っ
て、同じ種類でも、中国各地の生産者やお茶屋さんが、違う名前を付けることが多い
からです。(つまり、お茶の名称って無限にあるんですよ!)
もちろん、私たちは総力をあげて(いろいろな本を調べてみたり、中国の現地
スタッフを動員したりして)調べるのですが、中には残念ながら、どうしても分から
ないこともあります。
わざわざ、お茶筒のパッケージ写真を映して、添付ファイルで送ってくださった
東京都のOさん、ごめんなさい。お探しのものはまだ見つかっていません。いつも、
「このお茶ありますか?」のお問い合わせをくれる茨城県のIさん、もっといろいろ
聞いてください。大阪府のMさん、『紅茶王子』について書いてくれてありがとう
ございます。
……おっと、最後はほとんど私信になってしまいましたが、もっともっと多くの方
からお気軽にお茶についてお問い合わせをいただいて、もっともっと多くの方の助け
になれたら嬉しいです♪
(あ)
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【発行元】中国茶専門店「楼蘭(ろうらん)」
北海道札幌市豊平区豊平4条10丁目2-20 第71松井ビル1F 〒062-0904
TEL/FAX:011-837-5388 11:30〜19:00 月曜休
ウェブサイト:<http://www.rouran.net>
【発行周期】不定期(月1〜2回)
【編集担当】青木哲也(「楼蘭」スタッフ)
【お問い合わせ】<staff@rouran.net>
当メールマガジンや「楼蘭」へのお問い合わせ・メッセージ、中国茶についての
ご質問など、何でも大歓迎です! 上記アドレス宛てにお気軽にどうぞ♪
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